現在のマイクロフォンは、開発以来数十年全く変わらないファンタム電源方式という古い型の伝送方式を用いています。
旧来のファンタムと比較すると、ほぼ同じブロック図であることが判りますが、大きな違いは、ファンタム方式は、アンプが電圧出力アンプである事に対して、電流伝送では電流出力アンプ(Transconductance Amp)であることです!
したがって、ブロック図は同じでも全く回路構成は異なってきます。
また、電流伝送マイクでは、専用のマイクプリを用いる必要があります。ただし、旧来のファンタム電源と間違えて接続しても双方破損することは無いような設計とすることが可能です。
さらに、ちょっとした工夫で、電流伝送マイクをファンタム方式のマイクアンプで使用することも可能です。
2016/1/17更新